ThinkPad X201sをSSDに換装しました
2010.10.08 金 03:27:56
3ヶ月前に購入したThinkPad X201sを、先月SSDに換装しました。
購入時の内臓HDDはHGSTの7K500-320(7200rpm、320GB)で、SSDはCrucial RealSSD C300 CTFDDAC128MAG-1G1です。
7200rpmのHDDとあって結構発熱があったこと、そしてそのHDDが真夏の時期にすさまじい異音を発しだしたため、HDDの交換が絶対ならついでにSSDにしてしまえということで決意しました。
ということでごく簡単なレビューとベンチを。
Crucial RealSSD C300 CTFDDAC128MAG-1G1について
2010年10月8日現在kakaku.comのSSDランキングで2位につけている人気モデルです(ちなみに1位は同シリーズの64GBモデル)。
- 128GB
- MLC
- SATA 6Gbps対応
- MicronのOEM
- 34nm
読み込み速度はSATA3.0時に355MB/sでSATA2.0時は300は割るもののほぼインタフェースボトルネックなスピードを発揮します。
書き込み速度は140MB/sで、256GBモデルでは215MB/sに達します。
現行の(SATA2.0しか使えない)ノートにつけるにはオーバースペックとも言えますが、容量単価も安くお買い得です。
ちなみに当初は東芝製SSDのOEMであるKingstonのSSDNow V+ series SNVP325-S2/128GBが第一候補でしたが、カタログスペック自体は微妙にC300が速くまた有意に安かったのでこちらにしました。
購入は神戸のお店である風見鶏さんで。
何度か利用させていただいてますが対応も丁寧で発送なども素早いので個人的なオススメショップです。
換装作業は大したこともなく
ThinkPadはさすがベテランのことを考えてくれていますよね…HDD交換なども非常にしやすいつくりになっています。
ねじをちょちょっとはずしてHDDケースをエイッと引き抜いて、SSDに入れ替えて、PCにぐいっと入れる…そんな感じでできてしまいます。
(ただ寸法がカツカツなので多少力がいる)
換装の手順とかはググっていただく方向で。
HDD交換しても保証はしていただけるんでしたっけ。確かそうだったような。
国内メーカ製PCじゃありえないですね。
メモリ増設でも保証ダメみたいな話も聞いたことあるし…
とりあえずベンチマーク
ということで、さっそくベンチに基づく定量的評価を。
(当たり前ですが)どんなベンチでも前のHDDと比べて圧倒的な数字を出してくれました。
前のHDDでの測定結果はこちらにありますので、併せてご覧ください。
まずはWindows エクスペリエンスインデックスで。

HDDの時は5.9で、それでもモバイルノートとしてはかなりのものですが(さすが7200rpm)、SSDにすると7.5という、デスクトップ用3.5インチHDDでもとても出せないレベルのスコアが出ました。
なんでもこのSSDではIntel Rapid Start Technologyなるものをインストールしていない状態だと5.9というスコアが出るケースもあるようです。
入れた記憶はないんだけどなあ。
続いてCrystalDiskMarkで。

HDDとは比べるべくもない速度ではあります。
一方で、シーケンシャルリードはSATA2.0なボトルネックを考えてもちょっと遅めで、kakaku.comにおける他の購入者のレビューでも軒並み200台後半という値が出ているため、何か僕の環境は少しまずいようです。
シーケンシャルライト以外はいずれもかなり性能不振のようですね…。
マルチブート環境で併せて4つのパーティションに切ってしまっているために、パーティションアラインメントのあたりで不適切な状態になっていると予想していますが…
いつか直したいと思っています。
加えて、HD Tuneでの測定結果。

無料版HD Tuneは読み込み速度のみを測るのですが、CDMと比べてみたときのこのつかみどころのない数字は何でしょう。
しかし速度の安定感とシークタイムの低さはさすがです。
使用感について
OSの起動がハンパない
HDDでは起動時間や休止状態からの復帰も時間かかるので、バッテリを気にしながらもスタンバイしていたりしましたが、そんなことが必要なくなるくらいに起動が素早いです。
grubでWindowsを選んでEnter押してから起動完了(砂時計状態じゃなくなる)までの時間はおよそ22秒。
ちなみにVisual StudioやMS-Officeなどの大型ソフトから細かいソフトまでがっつり入っていてスタートアップもかなりいろいろある状態でそれです。
またgrubでUbuntu10.04を選んでからは、8〜9秒で起動が完了します。
上述のパーティションアラインメント調節をして本来の性能が出たら一体どうなってしまうのでしょう。
そもそもUbuntu10.04のインストールにかかった時間が2分半という、もう何が何やらわからないレベル。
普通に使っていてもハンパない
主に画面遷移やソフトの起動でのサクサク感が圧倒的です。
例えばFirefoxには40以上のアドオンが入っていて、また起動する度に前のセッションのタブを20以上開いていますが、起動自体は一瞬で、もう回線速度だけがボトルネックというのを感じます。
GIMPですら4秒ほどで起動するのは驚きました。
Visual Studio 2008や2010、Word 2010もいずれもそれぞれ2〜3秒で起動します。
その他にも、これまで当然時間がかかる作業だと思っていた処理が実はほとんどHDDのボトルネックだったのかと驚く体験もかなりありました。
心なしか電池の持ちがいい?
心なしかというか、測ってはないですが、おそらく間違いなく電池寿命が有意に延びているようです。
やっぱり前のHDDが7200rpmだったこともあるんでしょうが。
プチフリとか劣化は大丈夫?
プチフリでは某社がずいぶん叩かれて、それから時間もだいぶ経っていますし、まともなSSDならまず心配ないと思って最初からあまり警戒していませんでした。
1か月使ってみてもそのような現象は出会ってないので、大丈夫だろうと思います。
一方で気になるのは劣化です。
SSDの劣化は(僕の認識する範囲で)大きく2種類あって、NANDメモリ自体の劣化とアホなウェアレベリングアルゴリズムによる劣化に分けられます。
どちらもまともなウェアレベリングなら心配無用なのですが、どうも後で調べるところによると本SSDには後者の劣化による速度低下がわりとあるらしいんですね…。
trimコマンドである程度回復できるそうです。
まだ使い始めて日が浅いので体感はしてないですが…。
いや、もしかしてベンチがふるわなかったのはそのせいなのか…?
X201sとの相性問題を少し耳にするけど…
それぞれPCとして、SSDとして人気なモデルなのでググるとたくさん出てくる組み合わせのようです。その中にあった気になる情報。
微妙な相性問題のようなものがいくつか確認されているようです。
私の環境ではこのような現象は一切生じておらず、快適に使用できています。
やっぱ128GBはツラいですな!
SSDのせいではないですが。
128GBにWindows環境とLinux環境を詰め込んで、それぞれに開発用の巨大なソフトをたくさん入れてると、128GBというのはかなり大変ですね。
気にする必要はまず無いでしょうが、ウェアレベリングにも悪影響ありそうだし。
デスクトップPCならSSD+HDD構成にして普段使わないソフトを全部HDDに追いやることもできるんですが…。
ノートをメインマシンとしているなら、SSDに換装する際は160GBから256GBを選んだ方がいいかもしれません。お金厳しいけど。
総括
ベンチや劣化など細かく調べると多少の不安な点は出てきましたが、実際の使用感としてはもはやHDDの比ではなく、大変満足しています。
多分もう(システムドライブとして)HDDは使えないなあ…いつかデスクPC買っても、SSD+HDDにするに違いない。
SSD一般については先人の知識も蓄積され、性能や価格も安定してきた今ですので、ぜひおすすめしたいと思います。
あ、でも今はやめた方がいいかも! 時間的に余裕があるなら、SATA3.0がSSD側PC側ともに普及してくるのを待つのが得策かも知れません。
何かほかに気になる、聞きたいことがありましたら是非コメント欄にお願いいたします。

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